IUC-Maya-Nair-Profile-Japanese

IUC 2025-26年度インドラ・リービ奨学生、マヤ・ナイルさん

 

Image
Photo of woman speaking into a microphone

2025-26年度のインドラ・リービ奨学生は、マヤ・ナイルさん(IUC '26)が選ばれました。

ナイルさんは、エモリー大学で国際研究と日本語を専攻し、学士号を取得しました。研究分野は、政府、政策と文化です。

ナイルさんに、IUCでの経験や、インドラ・リービ奨学金の意義について語っていただきました。

10か月間、これほど学業に専心できる環境で、日本語学習だけに集中して学ぶ機会を得られたことは、私にとって大きな喜びであり、かけがえのない経験でした。

一見ごく当たり前のことのようですが、大学を卒業したばかりで貯えもキャリアもなかった私にとって、このような経験ができたことは奨学金をおかげです。まさに「夢への切符」を手にしたような気持ちでした。

この機会を与えてくださった支援者の皆さまに、心より感謝申し上げます。

IUCの教育に対する取り組みと、その質の高さでは他に並ぶものはないでしょう。

IUCが他の語学学校と一線を画しているのは、学習の厳しさだけでなく、学ぶことへの意欲も求められる点だと思います。IUCでは、それぞれが独自の研究テーマと経験、高い専門性を持つ、優秀な仲間たちに恵まれました。私たちは皆、日本語や日本文化に対する愛着から日本語を学び始めましたが、言葉は自らの専門性を深め、志を成し遂げるための大切な道具にもなります。

語学学習が単に文法を覚えることではなく、ビジネス会議や二国間交渉、シンポジウムなど、自分の日本語力がどれだけ実社会に影響を与えるかを考えて取り組むものになると、学ぶことへの責任を感じます。

私が漢字や文法を学んだのは、試験のためではなく、自分自身と将来の目標のためでした。IUCでは、法学、政治学、人類学などの専門科目も開講されており、各自がさまざまな分野で取り組む自己研鑽を後押ししてくれます。

私の関心は日米関係で、特にそれがアメリカの安全保障や軍事戦略にどのような影響を与えるかという点にあります。

そのため、2学期にわたって政治の授業を受講したところ、この授業が私の学びを大きく飛躍させてくれました。

今では専門用語を使って自分の考えを説明し、難しいテーマについて議論し、原書で政治理論を読むことができるようになりました。

振り返ってみると、IUCに来た当初は、「政党」という言葉すら日本語で言えませんでした。ここまで成長できたのは、IUCが実践的で専門的な日本語教育を行っているからこそだと思います。

卒業後は、アメリカ外交官試験を受験し、外交の分野でキャリアを築くことを目指しています。

将来、いつも日本語を使う場面はないかもしれませんが、IUCで培った対人コミュニケーション能力、異文化への理解、そして知的好奇心は、これからの人生を支える大きな財産になると確信しています。

このプログラムで出会った仲間たちや日本人の友人との生涯にわたるであろう友情を大切にしたいと思います。

インドラ・リービ奨学金とIUCには、私にとって一生に一度とも言える貴重な機会を与えていただきました。心から感謝申し上げます。ありがとうございました。