iuc-about-japanese

IUCについて
![]() | 筒井清輝(理事長) スタンフォード大学ウォルター・H・ショーレンスタイン アジア太平洋研究センター(APARC)のトモエ・タカハシ教授であり、また、同日本研究シニアフェロー、日本プログラムディレクター、フリーマン・スポグリ国際研究所シニアフェロー、社会学教授でもある。2020年7月にスタンフォード大学教授に就任する前は、ミシガン大学アナーバー校で社会学部教授、同日本研究センターディレクター、ドニア人権センターディレクターを務める。研究の関心は政治社会学・比較社会学、社会運動、グローバリゼーション、人権、日本社会研究である。京都大学で社会学の学士号及び修士号を取得後、スタンフォード大学で社会学の修士号と博士号を取得した。 |
![]() | ブルース・バートン(所長) IUC所長であり、所長就任前に30年間教鞭を執った東京の桜美林大学の名誉教授でもある。専門は歴史学で、日本の前近代に関する著書を複数出版している。現在は日本史における気候変動を研究。東京の上智大学に本拠を置く権威ある日本研究ジャーナル「Monumenta Nipponica」の書評編集者でもある。趣味は町田にある自宅周辺で鳥や花の写真を撮ること。 |
![]() | ウェン・オードリー・チェン(財務管理担当アソシエート・ディレクター) 就任前はスタンフォード大学工学部の財務、運営、研究管理部門に在籍しており、メディア革新のためのブラウン・インスティテュートにも関わった。過去には、プライスウォーターハウスクーパースやピープルソフト等の企業で働いた経験もある。日本、沖縄、グアム、ハワイ等、環太平洋の島々で育ち、カリフォルニア大学バークレー校ハース・スクール・オブ・ビジネスで会計学の学士号を取得した。 |
![]() | アリス・カダ(プログラムマネージャー) サンノゼ州立大学で日本語とイラストレーションを専攻、卒業後すぐに兵庫県西明石で英語を教える。2017年12月にIUCの現職に就任する前はスタンフォード大学の「民主主義・開発・法の支配センター」で12年間、管理マネージャーを務める。自由時間にはゲームや動物との触れ合い、限定版のお菓子を食べたりすること等を楽しむ。 |
![]() | ケルシー・リアドン(同窓会担当) 現職就任前はメイフィールドで5年間、ベンチャーキャピタルのマーケティングに従事し、コンテンツ・イニシアチブの取り組みを推進、投資先企業間のコミュニティ育成に携わる。2018年にスタンフォード大学を卒業。日本文学とデジタル人文科学に焦点を当てた東アジア研究の学士号を取得した。 |
|

青木惣一(副所長)
IUCで最も長く勤めている教員。学生の多様な関心から得られる知的刺激に魅力を感じている。専門は日本語教育、特に語用論、評価など。幼少期には電気、機械、文学に興味を持ち、大学では数学を専攻したが、大学院で言語学へと転向。関心は哲学、法律、機械修理、現代美術、コンピュータ、ジャズ、軽い筋トレなど。最近では、電気への興味が再燃し、散歩中に電柱を眺めて楽しんでいる。
秋澤委太郎(言語課程主任)
10か月プログラムの後半で小説を用いた授業を担当し、学生による日本語テキストの独自の解釈を楽しんでいる。テクノロジーに精通し、IUCのキャンパスネットワークやクラウドリソースを管理し、東日本大震災やCOVID-19パンデミック時に導入されたオンライン教育システムの運営を監督した。学術用途向けにSimple KWIC Lister や WebKIC などのアプリケーションを開発。2010年から2018年までIUCのサマープログラムコーディネーター。現在は10か月プログラムのコーディネーターである。学生やスタッフの献身的な努力に感謝している。
佐藤つかさ(教務主任)
名古屋市で生まれ、大学卒業後は川崎市と横浜市で過ごす。学部では考古学を専攻し、その後、日本語教育の修士号を取得。IUCでは歴史関連の授業を担当。歴史的な場所や神社仏閣を巡る散歩、プールや海での水泳、歌舞伎やミュージカルなどの舞台鑑賞を楽しみ、最近は古文書を読むなど新しいことに挑戦している。
橋本佳子
兵庫県川西市出身で、文法とAI学習に興味を持っている。散歩や運動、テレビドラマの鑑賞が趣味。北欧旅行とピックルボールのプレーが現在の目標である。「みんな違って、みんないい」という考えを大切にしている。
伊藤拓人
静岡県出身。高校時代に読んだ小説に影響を受け、大学で文学を専攻。卒業後、京都に移り、小説執筆やさまざまなアルバイトをしながら近代文学の大学院研究を続けた。その後、台湾で日本語を教え、東京に戻って再び教職に就くとともに大学院に再入学。読書、散歩、映画鑑賞、未知の街の探索、食べ歩きを楽しむ。一方、楽器演奏、水泳、物を探すこと、事前に決断することが苦手。言語学習と教育に情熱を持ち、それを生涯の喜びとして他者と共有することを目指している。
加藤陽子
音楽鑑賞や合唱での演奏を楽しんでいる。研究分野は、文章や談話における引用表現や文法に関するもの。日本語教育では、学生の読解力や作文能力の向上、および会話力の育成に力を入れている。食べるのが遅く、「リラックマ」を理想の存在として憧れている。
大橋真貴子
横浜市生まれで、千葉、青森、神戸、アイオワシティに住んだ経験がある。第二言語習得、ビジネス日本語、政治学、国際政治史、一般ビジネス、就職支援に興味を持っている。キャリアカウンセラーの資格を持ち、登山、ピアノ演奏、読書、プログラミング、書道を楽しんでいる。
佐藤有理
高等教育、日本語教育、文化人類学に関心を持つ。関東地方出身で、東北、九州、四国に住んだ経験を持ち、横浜、沖縄、京都、ハワイ、メイン州とも縁がある。趣味は運動、音楽、読書。
千田昭予
言語習得、とりわけ習得過程や学習環境に関心を持つ。愛知県山間部の出身で、名古屋、ノースカロライナ州ダーラム、東京、パリに住んだ経験がある。旅行、読書、映画鑑賞、音楽鑑賞が趣味で、現在は新しい言語の習得に挑戦している。
結城佐織
言語学と茶道(裏千家)を専門としている。日本言語学会、日本語文法学会、小出日本語教育学会、カナダ日本語教育学会、日本言語科学会、日本茶道学会などの学術団体に所属。裏千家の専任講師資格(茶名・紋許)を有し、2006年から2011年まで中国で日本語を教えた経験を持つ。
IUC 理事会は、14 の加盟大学の代表者で構成され、IUC 執行委員会の 5 名の委員によって運営されています。委員会は毎年開催され、IUC の運営方針、年間予算の見直し、職務全般に関する重要な問題について協議します。
執行委員会 | |
![]() | ペトリス・フラワーズ(執行委員会議長) ハワイ大学マノア校の政治学教授として、日本と世界のグローバルーローカルのつながりに焦点を当てた研究に携わる。難民や人身売買被害者の保護規範の拡大に日本の市民社会が果たす役割について研究している。 現在の研究は、ジェンダー規範とそれが日本の制度にどのように影響を与えるかを調査・研究している。2002年にミネソタ大学で政治学の博士号を取得した。 |
![]() | ダヴィンダー・ボーミック(執行委員会委員) ワシントン大学シアトル校日本語准教授である。沖縄に生まれ、18歳まで沖縄に住む。沖縄の散文小説を専門とする日本近代文学の分野で教鞭をとり、研究成果の発表を精力的に行う。その他の学術的な関心として、地域文学、原爆、および日本映画などが挙げられる。1997年にワシントン大学で現代日本文学の博士号を取得。 |
Image
![]() | 筒井清輝(理事長) スタンフォード大学のウォルター・H・ショーレンスタイン アジア太平洋研究センター(APARC)のアンリ・H、トモエ・タカハシ教授および日本研究の上級フェローであり、日本プログラムディレクター、フリーマン・スポグリ国際研究所上級フェロー、そして社会学部教授を務める。京都大学で社会学の学士号および修士号を取得後、スタンフォード大学で社会学の修士号と博士号を取得した。 |
![]() | J. スコット・ミラー(執行委員会委員) ブリガム・ヤング大学日本文学・比較文学教授。ブリガム・ヤング大学で比較文学の学士号を取得後、プリンストン大学で東アジア研究の修士号と博士号を取得した。1994年にブリガム・ヤング大学BYU教授に就任する前は、コルゲート大学で日本語の准教授を務めていた。現在は学部長を務めており、これまでにアジア・中近東言語学科の学科長、デービッド・M・ケネディセンターアジア研究コーディネーター、学部教育の副学部長兼オナーズプログラムディレクター、ブリガム・ヤング大学国際シネマプログラム共同ディレクターを務めた経験を持つ。 |
Image
![]() | クリスティーナ・イー(執行委員会委員) ブリティッシュ・コロンビア大学の現代日本文学の准教授。コロンビア大学で現代日本文学の博士号を取得。1930年代および1940年代における韓国の植民地出身者による日本語文学の興隆と、その後の戦後日本と韓国における「国民文学」や「少数民族文学」に関する言説への影響に焦点を当てた研究を行う。 |
理事会メンバー デイビッド・ルーリー、コロンビア大学 ウェズリー・M・ジェイコブセン、ハーバード大学 佐藤慎司、プリンストン大学 ミリヤム・サス、カリフォルニア大学バークレー校 リピット・セイジ、カリフォルニア大学ロサンゼルス校 ホイト・ロング、シカゴ大学 奥野智子、ミシガン大学 ダニエル・ボッツマン、イェール大学 |

加盟大学
IUCは、日本研究におけるトッププログラムを持つ北米の14の主要大学で構成されるコンソーシアムによって運営されています。コンソーシアムは13の加盟大学と1つの準加盟大学で構成されています。
加盟大学
- ブリガムヤング大学
- コロンビア大学
- ハーバード大学
- プリンストン大学
- スタンフォード大学
- ブリティッシュ・コロンビア大学
- カリフォルニア大学バークレー校
- カリフォルニア大学ロサンゼルス校
- シカゴ大学
- ハワイ大学マノア校
- ミシガン大学
- ワシントン大学
- イェール大学
準加盟大学
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校
企業、財団、機関による支援
三菱東京UFJ銀行
横浜市
スタンフォード大学フリーマン・スポグリ国際研究所
米国伊藤財団
三菱UFJ国際財団
尚友倶楽部
三井住友銀行国際協力財団
日本財団
サトウ財団
渡邉利三財団
東京倶楽部
東芝国際交流財団

IUCの60年の歴史について
IUCの歴史は、1961年4月に東京に設立されたスタンフォード大学日本研究センターに遡ります。同センターは、「教育、政府、法律、ビジネス、およびその他の分野でのキャリアに活かせる卓越した言語的・文化的素養を身につけた若者を育成する」という明確な目的を掲げて設立されました。東京での開校式にはスタンフォード大学のJ.E.ウォレス・スターリング学長が出席し、荒木満寿夫文部大臣より旭日重光章が授与されました。第1期生として学部生14名と大学院生8名を迎え、早稲田大学近くの和敬塾男子寮の施設内で同センターはスタートしました。このプログラムは、スタンフォード大学のヨーロッパキャンパスとは異なり、ほとんどの学生が日本に1年間滞在し、日本の寮に住みながら、日本語と英語で講義を受けるという点に特徴がありました。
同センターの価値は、瞬く間にスタンフォード大学の枠を超えて認知され、1963年、日本研究をリードする北米の9大学が運営に加わり、北米の大学連合センターを設立しました。スタンフォード大学は現在も、米国におけるセンターの管理本部を引き続き担っています。IUCコンソーシアムは、日本研究の分野を推進することに深く携わる研究者によって運営されています。日本文化や社会の複雑さを理解できる未来のリーダーを育成する上での最大の課題は日本語習得そのものであり、。IUCは、この課題を達成すべく独自の教育方法を取り入れ実践しています。
IUCは、この60年間を通じて、優れた教師陣を輩出してきました。その多くが最先端の教育技術や教材を開発し、専門分野における日本語コースを設計し、学術的および専門的なキャリアに必要な上級日本語レベルで交流ができる学生を育成することに尽力してきました。
その成果は、卒業生の業績に顕著に現れています。IUC創立後から数年のうちに、日本研究分野のアメリカ人研究者が増加傾向となり、この傾向は60年間続いています。IUCの卒業生は、学界、ビジネス、文化交流、外交、美術、ジャーナリズム、法律、文学翻訳、その他様々な分野で指導的役割を担うようになりました。その業績は、日本政府から授与される名誉ある旭日章をはじめ数多くの賞と栄誉で認められます。
IUC自体もまた、多くの称賛を受けています。1982年、IUCは「日米間の相互理解の向上に多大な貢献をした」として、国際交流基金特別賞を受賞しました。1987年、IUCは横浜市からの招聘を受け横浜に移転し、1999年には市の国際化への貢献により、外国の組織として初めて、横浜の会からヨコハマ遊大賞を授与されました。2012年には、ピーター・ドゥース元IUC理事長に対し、15年間IUCを率いた功績と「米国における日本研究への貢献と日米間の相互理解の促進」が認められ、日本政府から旭日中綬章が授与されました。2022年、元IUC理事長インドラ・リービは、「IUCへの絶え間ない支援とその継続に向けた活動」が評価され、UCLAテラサキ日本研究センターから第一回アイリーン・ヒラノ・イノウエ賞を受賞しました。2023年、IUCは米国における日本研究への卓越した貢献により、日本政府から外務大臣表彰を授与されています。
元駐日米国大使のエドウィン・O・ライシャワー氏は、IUCを「日本語を必要とする職業に就くため、言語習得に真剣に向き合う米国人学生に上級日本語の訓練を提供する唯一かつ最も重要な機関」と評しました。また、元駐日米国大使で副大統領のウォルター・モンデール氏はIUCが「アメリカの将来の日米関係に不可欠」であるとし、元駐日大使で下院議長を務めたトーマス・フォーリー氏は、IUCの卒業生が日米関係において「中心的な役割」を果たしていると指摘しました。
今日、IUCは活気ある同窓生ネットワークとサポーターのコミュニティを有し、互いに刺激し合いながら、日本との関わりや理解をさらに深めるよう努めています。センターの創設者たちは、当時のビジョンがいかに広範囲におよび、かつ重要な影響を与えたかを知って誇りに思うことでしょう。
歴代IUCリーダーの声
「センター設立の意義の再認識を」水谷修氏(元副所長)
「貴重な体験」 高木きよ子氏 (元副所長)
「センターと私」 by 大坪一夫(元言語課程主任)
教育研究年報日本語教育の実践とカリキュラムについて毎年発表しているIUCの教授陣のレポートにアクセスするには、年を選択してください:
教科書以下の出版物はIUCの教授陣が作成し、市販されたものです。 アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター(2024) ![]()
Kanji in Context 中・上級者のための漢字と語彙[改訂新版] アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター(2013) ![]()
Kanji in Context 中・上級者のための漢字と語彙(絶版) アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター (1994) 日本語の手紙の書き方 (絶版) アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター (1992) 待遇表現(絶版) アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター (1991) An Introduction to Advanced Spoken Japanese(絶版) アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター(1987) Integrated Spoken Japanese(絶版) アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター(1971) |